2003年10月06日(月) 08時43分

［サービス］ヒサゴとTB、伝票情報に特化したXMLを共同開発、仕様を一般公開（ＢＣＮ）

　ヒサゴ（本社・名古屋市、山尾隆社長）とTB（本社・名古屋市、中川祐介社長）の両社は10月3日、異なるアプリケーション間で伝票情報を簡単に記述・交換するための基礎的なXMLフォーマットを提供する新仕様「DenpyoXML（デンピョウ エックスエムエル）」を共同開発し、標準化に向けて仕様を公開したと発表した。

　「DenpyoXML」は、伝票情報（納品書・見積書・請求書など）を記述するための標準的なXMLフォーマットとして開発したもので、シンプルなデータ交換からインターネット上でのサービス連携までを実現する新しいXML仕様。販売管理システムやデータベースの形態に依存しない納品伝票情報の交換を実現し、EDI化を容易にする。

　手書き、コンピュータ帳票で実績をもつヒサゴと、フォームソリューションとしての技術をもつTBの両社は、今後、各社のもつ製品やサービスにおいて「DenpyoXML」を採用するとともに、関係業界に同仕様を提案し、市場での標準化と普及を促進していく方針。

　今回の初期バージョン（Ver.1.0）では、とくに見積・納品伝票情報に必要なデータの項目に主眼を置き、既存の納品伝票のデジタル化を目指した仕様となっており、簡単かつ迅速に実装が行えるように設計されている。将来バージョンでは、本格的EDIでの利用が可能な枠組みを策定する予定。

　なお、「DenpyoXML」が扱える伝票情報は、(1)伝票種類情報、(2)印刷時の伝票用紙情報、(3)伝票発行者情報、(4)伝票送付先情報、(5)伝票帳合先情報、(6)伝票宛先情報、(7)伝票発行情報（伝票発行日・伝票番号等）、(8)譲渡を行う商品・サービス情報、(9)譲渡の対価たる金銭情報、(10)その他の付帯情報およびアプリケーション依存情報——など。

ヒサゴ
TB
「DenpyoXML 仕様案」

［製品・企業特集、イベント・セミナー・人事情報、調査データ集などWebBCNに掲載。過去記事検索も可能です］
http://www.computernews.com/
［ニュースメールのお申込はこちら］
https://www.computernews.com/newsmail/NonNewsmail_sub.htm

[BCN]（ＢＣＮ）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031006-00000008-bcn-sci