2003年10月05日(日) 18時06分
東証のシステム障害復旧 週明け、通常通り取引へ(共同通信)
株式売買システムで3日に障害が起きた東京証券取引所は5日、障害の原因を特定し是正措置を講じたと発表した。これにより週明け6日の取引は通常通り実施される。
システム障害で東証がやむを得ず買い取った1128株のみずほフィナンシャルグループ株式(約3億3500万円分)は6日にも売却。損失が出た場合は、2004年3月期決算で損金として処理する見込みだ。
東証は「大変ご迷惑をおかけし、おわび申し上げる」と陳謝。6日に記者会見して、原因の詳細などについて説明する。
障害は、複数の銘柄への大量の売買注文をさばくプログラムの不具合が原因。このため東証が認識していなかったみずほ株の売り注文が残った。
東証は、原因を4日夕までに特定。その後、売買注文を正しく処理するようプログラムを修正し、試験的な取引を実施した。今後は「同様の障害は生じない」(経営企画部)としている。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031005-00000103-kyodo-bus_all