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だが、新しい回数券1枚当たりの値段は以前の「ひかり・こだま」の回数券より高くなり、通常料金との差額が縮小。金券ショップの回数券で出張費を浮かし、弁当やビール代をひねり出してきたサラリーマンには痛手で、懐が何となく寒そうなのは不況や秋風のせいばかりではなさそうだ。
JRはビジネス需要の高い東京−新大阪間について、別々だったひかり・こだまと、のぞみの回数券を一つにした。
新しい回数券(指定席)1枚当たりの値段は1万3240円。駅などで購入する料金(通常期)との差額は、のぞみ利用で810円、ひかり・こだまだと510円しかない。8月まで売っていたひかり・こだまの回数券の場合、差額は1590円もあったため、駅弁にビールも買えた。
差額をPRして集客する金券ショップの多くは客離れに危機感を募らせ、8月末まで売っていた回数券を事前に大量に買い込んで自衛している。
約2カ月分の在庫を確保した甲南チケット(神戸市)は「新回数券は事実上の値上げ」と批判。別の大手ショップ(東京)は「廃業する業者も出るのでは」と深刻だ。
JRは見直しを「旧回数券の種類が多過ぎたので、利便性も考えて整理した」と説明している。
「のぞみの通常料金が安くなった」と喜ぶか「小遣いが減った」と弁当を我慢するか。さあ、あなたはどっち?
ZAKZAK 2003/10/04