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ビデオ販売の業界団体、日本映像ソフト協会が発表した今年上半期(1−6月)のビデオソフトの総売上高は過去最高の1595億円(前年比13.1%増)。そのうち、DVDは売上高で70%、数量では78%を占める。現在、ビデオソフトがレンタルに回るのは総販売額の3分の1程度で、今やビデオはセルDVDを買うのが主流だ。
こうした流れに拍車をかけているのが、ヒット映画のビデオ化までの期間短縮で、「劇場公開作の評判が残るうちに売り出し、販売促進につながっている」(大手ビデオ販売会社)。
実際、今年6−7月に公開された夏の大作のうち、「マトリックス・リローデッド」、「チャーリーズ・エンジェル・フルスロットル」「ハルク」の3本が秋にビデオ化される(別表)。
「マトリックス−」の場合、劇場での興行収入も120億円を見込むメガヒットとなったが、シリーズ3作目の「マトリックス・レボリューションズ」が11月5日に劇場公開されることもあり、「ビデオでおさらいをしてもらい、そして映画館にも足を運んでもらう相乗効果を狙う。マトリックスのパート1は100万枚売れたが、リローデッドは200万枚を目指したい」(発売元のワーナー・ホーム・ビデオ)と鼻息も荒い。
ただ、ビデオ化では「劇場公開から半年おくのが基本。ビデオ販売の宣伝が早すぎて、興行の足を引っ張ってもいけないし、間があきすぎて認知度が落ちるのも不利。映画興行サイドとの連携作業が今後の課題です」と業界関係者。
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ZAKZAK 2003/10/04