2003年10月03日(金) 22時19分
明治・安田生命、特別配当18億円支払い不足(読売新聞)
来年1月に合併する予定の明治生命保険と安田生命保険は3日、死亡時や満期・解約時に契約者に支払う特別配当額が2社合計で18億4000万円不足していたと発表した。
コンピューターソフトの設計ミスが原因で、契約1件当たりの最大の不足額は明治生命の約680万円だった。両社は今月から順次、不足額に遅延期間中の利息を加算した額の支払いを始めている。
支払い不足が明らかになった契約は、明治生命が12万5312件・計約16億1000万円、安田生命が3万93件・計約2億3000万円に上った。
契約者が従来の契約をやめて、別の契約に乗り換えたり、契約を追加した場合にコンピューターソフトが配当金を適切に計算する形になっていなかったのが原因という。
今回の不祥事で、明治生命は金子亮太郎社長が1か月間、役員報酬月額の10%を削減するなど役員計5人を減俸処分、担当部長ら4人を降格などの処分にした。安田生命も月内をめどに社内処分を決める。(読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031003-00000213-yom-bus_all