2003年10月03日(金) 23時12分
改正貸金業法違反容疑、東北初の適用(山形新聞)
県警自動車警ら隊(自ら隊)と生活保安課、山形署は2日、無登録の貸金業者が広告配布することを禁じた改正貸金業法違反の疑いで、山形市香澄町1丁目、自称貸金業の松本光司容疑者(34)を逮捕した。ヤミ金融業者対策として、同法の改正部分を適用しての逮捕は全国で2例目、東北では初となる。
調べによると、松本容疑者は貸金業者の登録を受けていないのに、同日午後2時10分ごろ、山形市松山3丁目のアパートで各世帯の郵便受けポストに「即決融資、1—30万円」などと書かれたチラシを配布した疑い。
パトロール中の自ら隊が、チラシをポストに入れている松本容疑者を見つけた。法改正で広告を配布することが違反になることについて、松本容疑者は「知っていた」と話しているという。
今年9月に一部施行された改正貸金業法は、ヤミ金被害対策を強化。無登録業者は広告や勧誘を行っただけで処罰の対象になった。
http://www.yamagata-np.co.jp/kiji/20031003/0000019987.html