2003年10月03日(金) 12時47分
<ウイルス被害>米マイクロソフト社相手に集団提訴(毎日新聞)
コンピューターウイルスによる被害を受けたのは基本ソフト(OS)「ウィンドウズ」の安全性に問題があるためだなどとして、パソコン利用者らが同ソフトを提供する米マイクロソフト社を相手にカリフォルニア州の裁判所に、集団訴訟を起こしたことが2日分かった。ロイター通信が伝えた。
圧倒的な市場占有率(シェア)を持つ最大手のマイクロソフトに対する初の集団訴訟で、ソフトの安全性が100%保証されなければいけないのかどうか議論を呼びそうだ。
訴状は損害賠償請求額は明記していないが、裁判所にマイクロソフトの市場独占など不当な商行為を禁止する措置を取るよう請求している。
マイクロソフト側は訴状を受け取ったとしながらも、内容についてのコメントはしていない。 8月に世界中に感染が広がった「ブラスター」は従来のウイルスと異なり、ウィンドウズの欠陥を攻撃し、パソコンがインターネットにつながっているだけで感染が拡大。原告側は同社の市場独占が世界規模のコンピューターネットワークをウイルスに対し脆弱(ぜいじゃく)にしていると主張している。(ニューヨーク共同)(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031003-00001058-mai-bus_all