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茨城県警笠間署が、約７年前に起きた高校生５人による傷害事件を、被害届を受けながら放置し、８月、被害者だった茨城県ひたちなか市の無職玉岡靖敏さん（当時２３）が、再び５人の１人に暴行を受けて死亡した事件で、水戸地検は、９月に傷害容疑などで書類送検された最初の事件の容疑者である元同級生の男５人を不起訴にする方針を固めた。すでに成人し、家庭裁判所に送致できないことなどが理由とされる。
５人は当時、１６、１７歳で、未成年の場合は通常、少年法に基づき、検察官が家裁に送致して審判を受け、家裁が処分を決める。しかし、今回書類送検された時５人は２３、２４歳になっており、地検は成人で家裁に送致できない上、玉岡さんのけがも軽傷だったことなどから、起訴に適さないと判断した。(10/03 15:03)