2003年10月03日(金) 12時57分
米でウイルス被害責任問いマイクロソフトを提訴(読売新聞)
【シリコンバレー=館林牧子】コンピューターウイルスに感染したのは、問題があるソフトを作ったメーカーの責任として、米カリフォルニア州の住民が2日までに、マイクロソフト社を相手取り、損害賠償を求める訴えを米ロサンゼルスの同州地方裁判所に起こした。
原告側は、被害を受けた人に裁判への参加を呼びかけており、集団訴訟に発展する可能性も出ている。訴状では、賠償請求額は明らかにしていない。
原告側は、マ社がパソコンの基本ソフト市場の9割以上を独占しているにもかかわらず、欠陥のあるソフトを作り、世界規模の被害をもたらしたなどとマ社を非難。マ社がいうウイルス対策が複雑過ぎて一般の利用者にはわかりにくいばかりか、欠陥の公開でかえってハッカーに攻撃のための材料提供をしている——と憤まんをぶちまけている。(読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031003-00000306-yom-int