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ニチレイ(本社・東京)が中国から輸入した冷凍エビから食品衛生法で認められない抗生物質が検出された問題で、厚生労働省は2日、輸入時の検査をすり抜けていたことを重く受け止め、3日から中国産エビの検疫を強化することを決めた。
厚労省によると、採取する検体数を2倍にするほか、養殖池ごとに分類して検査することにした。同省は昨年8月以降、同法で一番厳しい検査を実施していた。だが、検体の採取基準がコンテナごとだったため、すり抜けが起こったと見ている。
ニチレイは、回収対象の商品が、生協を通じて販売している「海鮮うま塩炒め用200グラム」と「えびマヨ炒め用」であることを明らかにした。しかし、ほとんどの冷凍エビは、業者向けのため、同社は「加工原料として出回ってしまっており、(別な商品に変わっているため)回収は難しい」という。
同省監視安全課は「違反した食品を使っている加工品も、食品衛生法違反になる」としており、同社も「他社の製品になっていても、原料として使っていることが分かれば回収させてもらう」と話している。(10/03 09:49)