2003年10月02日(木) 13時33分
大洲市に930万円賠償命令 名簿公開訴訟で松山地裁(共同通信)
住民投票条例制定を求めて署名を集めた市民の名簿を、愛媛県大洲市が情報公開条例に基づいて公開したのはプライバシーの侵害だとして、市民192人が市と桝田与一市長に1人当たり10万円、総額1920万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、松山地裁の坂倉充信裁判長は2日、原告のうち186人に1人当たり5万円、計930万円を支払うよう市に命じた。
訴状などによると、同市を流れる肱川上流での山鳥坂ダム建設計画をめぐり、原告は2001年に建設の是非を問う住民投票の実施を求めて署名活動を展開。02年1月、市に情報公開請求があり、桝田市長は、署名活動をした市民約1500人の名前や住所、生年月日が記載された名簿のコピーを交付したため、原告側が同年3月提訴した。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031002-00000126-kyodo-soci