2003年10月02日(木) 14時01分
遺伝子治療の患者が死亡=因果関係は否定−東京医科大(時事通信)
東京医科大で肺がんの遺伝子治療を受けた患者が急死していたことが、2日開かれた厚生労働省の厚生科学審議会科学技術部会で報告された。同大の審査委員会は「病変の進行による死亡で、遺伝子治療との明らかな因果関係はない」としている。
報告書によると、患者は今年4月から7月にかけ、がん抑制遺伝子を導入する治療を4回受け、4回目の投与の2日後に大量喀血(かっけつ)し死亡した。がんが肺動脈に広がったため、血管が破れて大出血したと推測できるという。 (時事通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031002-00000450-jij-soci