2003年10月02日(木) 13時12分
中国産エビから抗生物質、東京都が回収指示(読売新聞)
冷凍食品大手ニチレイ(東京・中央区)が中国から輸入した冷凍エビから、食品衛生法で残留が認められていない抗生物質「クロルテトラサイクリン」が検出され、東京都中央区保健所から回収を指示されていることが2日、分かった。
同社は昨年輸入した冷凍エビ計774トンの回収を進め、これまでに27トンを回収したが、大半はすでに消費されたという。厚生労働省によると、長期間大量に食べない限り健康に影響はないとしている。
中国産エビを巡っては、昨年8月、抗生物質の残留が見つかったことから、全輸入業者に対して検査が義務づけられているが、ニチレイが輸入したエビは検疫所の検査では抗生物質が見つからなかった。
問題の抗生物質は今年9月、中央区保健所の抜き取り検査で、ニチレイが昨年輸入した中国・海南島産「バナメイエビ」から、0・01—0・03ppmが検出された。同区は44トンの回収を指示、同社はほかに730トンの自主回収を決めた。(読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031002-00000405-yom-soci