2003年10月01日(水) 20時53分
裁判官をHPで“採点” 関西の弁護士ら初の試み(共同通信)
関西の弁護士や法学者らが裁判官の活動をホームページ(HP)上で“採点”する「裁判官評価ネット・関西」(代表・馬場健一神戸大教授ら)が設立。参加呼び掛けを兼ねて京都市で1日、京都地裁の裁判官の評価報告会を開いた。
同ネットによると、個々の裁判官をHPで継続的に評価する試みは全国初という。
評価対象は大阪高裁と大阪、京都、神戸、奈良、和歌山、大津の各地裁の裁判官計約380人。メンバーの弁護士らが刑事、民事訴訟で接した裁判官を「記録をよく読んでいるか」「事実認定能力は優れているか」など12、3項目について5段階評価するほか、自由評価欄も設ける。HP閲覧はメンバーに限る。
報告会では、7−9月に試験実施した京都地裁の裁判官の評価結果が実名入りでスクリーンに映し出された。自由評価欄では「時間通りに審理を始めない」「当事者の話を丁寧に聞き審理を進める」などの評価内容が紹介され、出席者らが活発に意見交換した。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031001-00000294-kyodo-soci