2003年10月01日(水) 12時25分
輸血でB型肝炎ウイルス感染、新たに2人(読売新聞)
肝炎ウイルスなどに汚染していた可能性のある約7000本の輸血用血液について日本赤十字社が進めている追跡調査で、新たに2人の患者がB型肝炎ウイルス(HBV)に感染していたことがわかった。1日午前に開かれた厚生労働省の薬事・食品衛生審議会血液事業部会運営委員会で日赤が明らかにした。同調査でHBV感染者が判明したのは計3人となった。
日赤のこれまでの調査で、調査対象の輸血用血液のうち、33本の献血血液からHBVが検出された。この献血血液から36本の輸血用血液が作られ、うち31本がすでに患者に使われていた。
汚染血液を輸血された患者のうち、輸血後に血液検査を受けていたのは5人。そのうち2人が、輸血後4—10か月後の検査でHBV感染が確認された。2人とも輸血前の検査ではHBVに感染していなかったことがわかっている。
いずれも、HBVに感染していた献血者から採血した血液が、献血時の検査をすり抜けて輸血用血液に使われたとみられる。
追跡調査の対象となっている輸血用血液からは、最終的に60本近くのHBV汚染血液が見つかると推定されており、感染者はさらに増える可能性がある。
調査対象の血液をめぐっては、今年2月に輸血を受けた80歳代の男性がHBVに感染していたことが、明らかになっている。(読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031001-00000205-yom-soci