2003年09月30日(火) 18時56分
2・3日に先物取引110番−−仙台弁護士会「被害状況を把握」 /宮城(毎日新聞)
仙台弁護士会(松尾良風会長)は10月2、3の両日、先物取引と外国為替取引に関する被害の相談に応じる「110番」(電話022・263・6730)を開設する。県内の被害状況を把握するのが目的で、同弁護士会は「違法性が見付かった場合は訴訟を起こしたい」と話している。
同弁護士会によると、全国の消費生活センターには01年、先物取引についての苦情相談が、5年前の2倍を超える5983件あった。最近は、為替レートの変動を利用して利益を上げようとする外国為替取引に関する苦情も多いという。
両取引を巡る違法行為としては▽適合性原則違反(不適格者の勧誘)▽虚偽説明・説明義務違反▽無断売買・一任売買——などが挙げられる。同弁護士会は「消費者金融から借り入れさせ、商品を買わせる悪質なケースもある。被害者の拡大を防ぎたい」と話している。
「110番」は2日午前10時〜午後4時、3日午前10時〜午後1時。【高橋昌紀】(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030930-00000005-mai-l04