2003年09月30日(火) 12時23分

＜兵庫＞節電器被害で一斉提訴（朝日放送）

電気代が大幅に節約できるという過剰なセールストークで、実際には、ほとんど効果のない「節電器」を販売した会社などを相手に、全国の被害者が、きょう一斉に、各地の提訴しました。

神戸地裁に提訴したのは、破綻した東京の会社「アイディック」から節電器を購入した兵庫県在住の商店主ら２９人です。

訴えによりますと、「アイディック」は設置すれば２割から６割電気代が安くなるなどと言って、原告にローンを組ませて「節電器」を売りつけました。

しかし実際には節電効果は、ほとんどなく、電気代が高くなる場合すらあったということです。

原告はアイディックの行為は詐欺で、信販会社も審査を尽くさず、悪徳商法に積極的に加担したと訴えて、損害賠償と残るローンの支払い義務が無いことの確認を求めています。

被害者で原告の一人は「半分あきらめてました。こういう問題を問うて、全国で取り上げられるのは大変嬉しい」と話していました。（朝日放送）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030930-00000001-abc-l28