2003年09月29日(月) 13時32分
市が解決金支払い和解 保育園遊具事故訴訟(共同通信)
愛知県豊明市の市立舘保育園で、当時4歳の男児が遊具事故で重傷を負ったのは保育園の安全管理ミスが原因だとして、両親らが市に約380万円の損害賠償を求めた訴訟は29日、市が解決金180万円を支払うことで名古屋地裁(筏津順子裁判官)で和解が成立した。
事故は2つの支柱の間につるした鉄製の板に園児が座り、ブランコのように揺らす「遊動円木」で起きた。和解条項ではこの遊具を市立保育園から撤去することに市側が応じた。
訴えによると、男児は昨年5月、園庭の遊動円木で遊んでいた際に転倒。鉄製の板と地面の間に下半身を挟まれて太ももの骨を折り、2カ月入院する重傷を負った。
原告側は「保育園は危険がある遊具を設置した上、判断力の未熟な園児の監督を怠った」と主張していた。
豊明市は現在、市立保育園すべての遊動円木を使えないようにしている。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030929-00000136-kyodo-soci