2003年09月29日(月) 12時00分
宮城県産カキの出荷始まる 履歴追跡システムも稼働(共同通信)
生食用としてブランドになっている宮城県産カキのことしの出荷が29日午前、同県石巻市などで始まった。宮城県漁連は2002年に発覚した韓国産カキの混入問題を教訓に、産地偽装を防ぐための履歴追跡システムを全国で初めて本格導入した。
石巻湾漁協では同日午前、混入防止のためプラスチック製の密閉容器にカキのむき身を詰める作業が始まった。容器には生産者、処理場などを示すバーコード付きのシールが張られた。同漁協の内海豊組合長は「ことしは実入りもいいし、安心して宮城産カキを食べてほしい」と話した。
履歴追跡システムには14社が参加。県漁連がバーコードの記録を一括管理し、消費者は製品パックに表示されるID番号を店頭の端末やインターネットのホームページで入力すれば、出荷した組合や加工業者を検索することができる。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030929-00000102-kyodo-soci