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NTTドコモは26日、携帯電話から送られてくる迷惑メールの受信を拒否できるサービスを12月に始める方針を明らかにした。パソコン発のメールを拒否するシステムはすでに各社が採用している。しかし、今年に入り、携帯発の迷惑メールが急増。NTTドコモには、利用者からの苦情や問い合わせが毎月2万〜3万件にものぼっており、対策に乗り出すことにした。
新サービスでは、受信を拒否するドメイン名(メールアドレスのうち@以下の部分)をあらかじめ登録する。そのうえで、対象のドメイン名でも20件までは、使用者がデータを入力しておくと「例外扱い」として受信できる仕組みだ。サービスは無料で利用できる。
迷惑メールは昨年まで、パソコン発が主流だった。これに対し、ドコモなど携帯各社は、あらかじめ利用者が指定したドメイン名だけを受信するシステムを導入。これにより、一時、月間6万件を超えていたドコモに対する問い合わせは、昨年末には1万件にまで減っていた。
ところが、迷惑メール事業者側が、パソコンと携帯端末を専用のケーブルで結ぶことで、携帯端末から発信する仕組みを開発、いたちごっこが続いている。
対策が遅れていた最大の理由は、携帯メールのドメインが「docomo.ne.jp」(ドコモ)」、「ezweb.ne.jp」(au)など数が限られていることだ。パソコン対策で使っている指定制度を導入すると、指定外のメールは、迷惑メールもろとも受信できなくなってしまうからだ。
(09/27 06:58)