悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録
2003年09月26日(金) 13時57分

<一般用医薬品>10人が副作用死の疑い うち3人が発毛剤使用毎日新聞

 薬局などで購入できる「一般用医薬品」の副作用で死亡したと疑われる患者が、00年4月から今年6月までの間に10人報告されていたことが26日、厚生労働省の調べで分かった。同省が一般用医薬品による副作用死亡者の総数を公表したのは初めてだが、一般用医薬品は患者が自分の判断で自由に使用できるため、未報告例が存在している可能性もある。

 死亡した10人のうち、3人は発毛剤「リアップ」(一般名・ミノキシジル)を使用していた男性で、急性心不全などで死亡。このほか、同省が先月、別成分への切り替えを製薬会社に指示した「塩酸フェニルプロパノールアミン」(PPA)を含む花粉症治療薬を服用していた40代女性が、脳出血で死亡するなどの例が報告されていた。

 長妻昭衆院議員(民主)の質問に対する答弁書で明らかにした。00年3月以前の報告分については、同省の文書管理規程で定めている保存期間が経過したため、廃棄したという。

 同省は製薬会社や医療機関、薬局が医薬品・医療用具の副作用が疑われる症例を知った場合に報告するよう求めており、昨年度の報告件数は過去最多の2万8416件に上った。【須山勉】

 ▽一般用医薬品

 誰でも症状に合わせて一般の薬局・薬店などで購入できる薬のこと。厚生労働省は副作用防止のため、購入時も薬局・薬店の薬剤師に相談するよう呼びかけてきたが、政府は6月、安全上問題がない一般用医薬品は薬剤師を置かないコンビニエンスストアなどでも販売させる方針を決定。同省は品目の選定作業を始めている。(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030926-00001065-mai-soci