悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。
また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。
「機械読み取り式でない旅券」で米国へ渡航する場合、90日以内の商用、観光でも査証(ビザ)の取得が義務づけられる制度への移行が、来年10月26日まで延期されることになった。25日、米国務省から東京都港区の米国大使館に連絡があった。当初計画では、今年10月1日から移行する計画だった。
機械読み取り式でない旅券は、日本の旅券の場合、「THIS JAPANESE PASSPORT IS NOT MACHINE READABLE」の記載があるもの。外国にある日本大使館などが発行した旅券で、全体では0.4%に過ぎないが、実数にすると約14万冊に及ぶ。
機械読み取り式旅券の義務づけは、偽造旅券による入国阻止を狙った米国のテロ対策だが、欧州で導入が遅れており、米国内でも観光産業を中心に国務省の方針に反発があった。
旅券の書き換えを勧める広告を新聞に掲載するなどしてPRに努めていた外務省は「広告が無駄とは思わないが、肩すかしという感じがしないでもない」。ビザ取得には領事館に出向いて面接を受ける手間が要る。
(09/26 03:02)