2003年09月26日(金) 01時35分
<副作用>糖尿病治療薬で劇症肝炎 4人死亡 厚労省が注意(毎日新聞)
糖尿病治療薬「ボグリボース」(販売名・ベイスン錠)を投与されていた7人が劇症肝炎を起こし、うち4人が死亡していたことが分かり、厚生労働省は25日、医療関係者に「医薬品・医療用具等安全性情報」を出して注意を呼びかけた。
厚労省が販売元の武田薬品工業から受けた副作用報告によると、劇症肝炎を起こしたのは30〜80代の女性5人、男性2人。肝障害の副作用が報告されている別の薬を併用していた患者もおり、ボグリボースの副作用と判断できる例ばかりではないが、厚労省は先月、使用上の注意を改訂するよう同社に指示した。
ボグリボースは糖尿病患者の血糖値が食後、急激に増加するのを防ぐ目的で投与され、糖の吸収を遅らせる効果がある。94年9月の販売開始以来、約405万人に投与されている。【須山勉】(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030926-00000067-mai-soci