悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録
2003年09月25日(木) 23時50分

<シックハウス>開院前のこども病院で職員37人が症状 宮城毎日新聞

 11月に開院が予定されている東北初の小児医療専門病院「宮城県立こども病院」(仙台市)で、開院の準備作業をしている医師や看護師、技師など職員37人が、のどの痛みや目のしびれなどシックハウス症候群と疑われる症状を訴えていたことが、25日分かった。同県の浅野史郎知事は、問題が指摘された同日の県議会で「万全の対策をとるが、問題が残ればオープン延期もありうる」と述べた。

 県医療整備課によると、同院が職場環境をチェックしようと職員216人を対象に実施したアンケート(192人が回答)で判明した。同院は、化学物質除去のため、24時間態勢で院内の強制換気をしているほか、アレルギー専門医に調査を依頼するなど原因を調べている。

 病院の施工を請け負った大成建設が、8月にシックハウスの原因とされる化学物質を測定。ホルムアルデヒドなど6種類の揮発性有機化合物が検出されたが、厚生労働省の指針値の4分の1以下にとどまっていたという。

 同課は「シックハウスの病院は、県内では聞いたことがない。開院に向けて万全の対策を考えたい」と話している。

 同病院は建設費97億円。病床数160で、職員は医師46人、看護師212人など計320人。開院時には、児童精神科や内科など11の診療科を備え、05年には全診療科16がそろう予定。【鈴木英生、棚部秀行】(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030926-00000093-mai-soci