悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。
また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。
県警によると、グループが起こした人身六件、物損二件の計八件の交通事故のうち、七件が停止車両への追突事故。この場合、保険会社は過失割合をほぼ全面的に、追突した側に責任があるとすることが多く、追突された側は保険金を請求しやすいという。
また事故現場に選んだ場所は、五件が首都高速の出口付近だった。メンバーは調べに対し、「一般道に出る前に一時停止するので、追突しやすい」と説明したという。また故意と見破られないため、“加害者役”は時速七十キロ前後で追突。中には、衝撃で失神したメンバーもいたという。
メンバーのほとんどは借金返済のために参加したという。被害者役は人身事故で三十万円、物損事故で十万円の“参加費”を、主犯格の中古車販売業藤岡勝正被告(30)=横浜市磯子区洋光台二=に支払い、修理代や通院費、休業補償などを、それぞれが加入する保険会社から受け取った。一度の事故で計六百八十五万円を得た者もいた。
一方で加害者役は、刑事処分や行政処分を受けるため割に合わず、藤岡被告は調べに対し「探すのは大変だった」と供述。埋め合わせに“参加費”の分配を約束したが、実際には支払わなかったという。 (清水 俊介)
http://www.tokyo-np.co.jp/00/kgw/20030925/lcl_____kgw_____001.shtml