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2003年09月25日(木) 00時00分

B型肝炎感染血液輸血問題 県赤十字センター所長が陳謝 東京新聞

 事前にB型肝炎ウイルス感染者と判明していた献血者の血液が、日本赤十字社のミスで県内の患者に輸血されていた問題で、県赤十字血液センターは二十四日記者会見し諏訪〓三所長は「あってはならないこと。情報の流れを調査し、原因を突き止めて再発防止を図る」と陳謝した。

 諏訪所長らによると、献血された血液は通常、五十人分のサンプルを一緒に検査し、異常がなければ出荷される。今回は昨年九月に検査をすり抜けて、輸血された。

 問題は、四月に献血者が感染者と判明したのに“放置”したずさんな内部手続き。同センターの三つの関係部門で文書のやりとりがなく、コンピューターの情報入力を怠った。献血者は感染を認識しないまま七月に再度、献血。この血液は別の患者に輸血された。

 昨年九月時点で、献血者を感染者と確認できなかった点には「一人一人の血液を調べるのがベストだが、時間的にできない。成分によっては有効期限は採血から七十二時間。検査だけで期限切れになってしまう」と説明した。

(〓は王偏に成)


http://www.tokyo-np.co.jp/00/kgw/20030925/lcl_____kgw_____002.shtml