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生産枠の引き下げは2002年1月以来で、今年5月までの水準に戻る。予想外の減産で、ニューヨークの原油先物相場は同日、11月渡しの価格が前日終値比0.87ドル高の1バレル=28.00ドルに急上昇した。
原油価格がOPECの目標価格帯(22−28ドル)内で安定しているため、現行の2540万バレルの生産枠を据え置くとの見方が有力だったが、イラクの生産回復を視野に、価格を下支えする小幅減産に踏み切った。
インドネシアなど一部加盟国は、ロシアなど非OPEC産油国の協調減産を要求した。
イラクは戦前まで250万バレルを生産していたが、現在は180万バレルに回復。OPECは回復状況をみながら12月4日に総会を開き、あらためて生産枠を協議する。
今回総会にはフセイン体制崩壊後初めてイラク代表団が参加し、暫定内閣のウルーム石油相が生産状況について説明。
イラクの戦後復興は石油収入に依存しており、OPECは当面、生産枠外で自由な生産を認めることでイラク復興を側面支援する方針だ。(共同)