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映画配給大手のソニー・ピクチャーズエンタテインメント(SPE)と松竹は、27日公開の米映画「S.W.A.T.」を中学1年生に限り入場無料にする。名付けて「“映画館デビュー”応援キャンペーン」。映画はビデオで見るのが当たり前の世代に、大スクリーンの迫力や大勢で見る楽しさを知ってもらい、観客層拡大につなげたいという。
劇場窓口で生徒手帳を提示すれば無料で鑑賞できる。来月24日まで、全国約150スクリーンで実施する。「S.W.A.T.」は70年代の人気テレビドラマを映画化したアクション作品。
中学1年生に対象を限ったのは、「映画館に一番来ない年頃」だから。SPEによると、映画館の観客人口の7割を20、30代が占める一方、10〜15歳は約5%と全世代で最も少ない。
「パソコンや携帯電話で気軽に映像を見られる時代だけに、このまま映画館と疎遠になる心配もある」とSPE。劇場側からは「無料客が押し掛けるのでは」と懸念する声も出たが、「これを契機に別の作品にも足を運んでもらえれば」と全上映館の6割が賛同した。
反響がよければ、今後も適切な作品を選んでキャンペーンを続けたいという。(09/23 19:07)