2003年09月23日(火) 10時05分
検索業界、次の注目は比較ショッピング(ZDNet)
Web検索市場では、特定の商品を最も安い値段で販売しているサイトを検索できる比較ショッピングエンジンが前途有望なニッチとして浮上しており、業界大手もこれに食指を伸ばしている。
業界の推計では、一般の検索エンジンを使って製品やサービスに関する情報を検索しているユーザーは40%にも上る。しかし、GoogleやYahoo!といった検索サイトでは、必ずしも求めている情報そのものが見つけられるとは限らない。この結果、ユーザーはDealTimeやPriceGrabberなど、製品比較の専門サイトに流れている。Nielsen//NetRatingsの最近の調査によれば、比較ショッピングインデックスを利用しているWebユーザーの割合は、2002年の9%から、2003年には15%近くまで増大した。
DealTimeは9月22日、正式社名をShopping.comに変更し、覚えやすいこのアドレスにユーザーをリダイレクトし始めた。今回の社名変更は、このビジネスが成熟していることを示すとともに、最近買収した製品レビューエンジンEpinionsとの統合を反映したものだと同社は説明する。
一方、検索大手のGoogleとYahoo!も昨年中に、製品比較サイトのテストを開始した。正式な立ち上げの日程はまだ両社とも明らかにしていないが、継続的に各種機能のテストを実施中だ。年末商戦を控えて成長を模索する中、両社はこの取り組みを加速させるかもしれないと業界観測筋は予測している。(ZDNet)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030923-00000008-zdn-sci