2003年09月22日(月) 20時42分
取り調べ状況を記録しよう 弁護士会のノート差し入れ(共同通信)
大阪弁護士会は22日、逮捕された容疑者に対する違法な取り調べや虚偽の供述調書作成を防ぐため、捜査員の質問内容や態度などを記載するアンケートの回答用紙のような「被疑者ノート 取り調べの記録」を作成したと発表した。
10月から当番弁護士を通じて容疑者に差し入れるほか、同会所属の弁護士に使用を呼び掛ける。同会の秋田真志・刑事弁護委員会副委員長は「新しい試みで効果があるはず。全国にも広げたい」と話している。
ノートはA4判で約50ページ。取り調べの日時・場所、取調官の氏名・態度、取り調べ事項・方法、容疑者の対応、供述調書作成の経緯などを記録する欄があらかじめ印刷されている。
さらに暴行や脅迫、利益誘導などの有無、供述調書に言い分が正しく記載されたかどうかなどは用意された欄に「レ」を書き込めばいいようになっている。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030922-00000238-kyodo-soci