2003年09月22日(月) 11時23分

りそな銀元行員に有罪判決　大阪地裁で（共同通信）

　顧客リストが入ったパソコンを盗んだなどとして、窃盗と詐欺の罪に問われたりそな銀行久米田支店（大阪府岸和田市）の元行員田之上康司被告（４１）の判決公判が２２日、大阪地裁であり、柴山智裁判官は田之上被告に懲役３年、執行猶予５年（求刑懲役３年）を言い渡した。
　柴山裁判官は「銀行員の地位を利用した悪質な犯行。顧客情報を外部に流出させ、銀行の社会的信頼をおとしめた」などと述べた。
　判決などによると、田之上被告は今年５月ごろ、久米田支店で、金融業者に売却する目的で投資信託の顧客リストが入ったノート型パソコン１台を盗んだ。６月には顧客から預金の払い戻しを依頼されたように装い、２回にわたり現金計２００万円を引き出した。（共同通信）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030922-00000090-kyodo-soci