2003年09月22日(月) 17時25分
告発文虚偽と配布禁止請求 UCCが仮処分申し立て(共同通信)
コーヒー関連事業最大手「UCC上島珈琲」(神戸市)は22日、虚偽の告発文書を農水省や取引先に送り付け、会社の名誉や信用を傷つけたとして、同社ハワイ現地法人の深田俊一郎元副社長(55)に文書を配布しないよう求める仮処分を神戸地裁に申し立てた。
申立書によると、深田元副社長は今年5月から8月にかけて「7年間にわたり本社の指示でハワイ産の高級豆『コナコーヒー』に安い豆を混ぜ『コナ100%』として国内に輸入、販売した」などとする告発文書を30以上の団体に郵送した。
これに対し、UCC側は「業界ではコーヒーの表示などについて厳格な基準を適用している上、輸入に際しては品質証明などの書類を備えた豆しか扱わず、品質検査も行っている」と主張。
元副社長が指摘した不正については「全くの事実無根」と反論している。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030922-00000177-kyodo-soci