2003年09月21日(日) 00時00分

今度はタイガー魔法瓶が訴訟　阪神と商標争い（産経新聞）

　阪神球団がタイガー魔法瓶（大阪府門真市）の持つ「ＴＩＧＥＲＳ」の商標登録の無効を求め、特許庁が認める審決を出したことを不服として、同社が東京高裁に審決無効を求め提訴していたことが２０日、分かった。２２日に第１回口頭弁論が開かれる。タイガー魔法瓶によると、同社は家庭用電化製品などの分野で「ＴＩＧＥＲＳ」の商標権を持っている。球団とは昭和６１年に商標に関する契約を締結。他企業が商標を使う場合は許諾料を球団に払い、タイガー魔法瓶はその一部を球団から受け取ってきたという。

　しかし平成１０年、球団は同社の商標権について特許庁に異議を申し立て。いったんは退けられたが、今年６月に特許庁は商標登録を無効とする審決を出した。

　タイガー魔法瓶・知的財産チームは「契約を結び友好的にやってきたが、特許庁の判断が変わったので提訴した。元に戻ればいいと思う」と話している。

http://www.sankei.co.jp/news/030921/0921sha036.htm