2003年09月21日(日) 00時00分
出会い系有料アダルトサイト、被害相談急増(朝日新聞・)
今年上半期前年比3倍、電報使い脅迫も/北九州市消費生活センター 「使った覚えのないインターネットの出会い系有料アダルトサイトの利用料金を請求された」といった相談が北九州市消費生活センターに相次いでいる。大半は男性で、額は2万円前後。払えなくもない微妙な請求額であるうえ、「会社や自宅に押し掛ける」などと脅され、仕方なく応じてしまう人も少なくないとみられる。センターは「泣き寝入りする前に相談して」と呼びかけている。
センターによると、こうした不当請求に関する相談は上半期(1月〜6月)で1962件、前年同期の3倍以上だった。警察庁によると、全国的にも急増しており、都道府県警が受けた相談は上半期1万9097件と前年同期より約1万件多い。
手口の大半は債権回収業者を名乗り、振込先の銀行口座を指定。回収代行手数料のほか、期限までに振り込まない場合は高利の延滞金を請求してくる。
連絡ははがきや封書、電話を使った古典的なものから、最近では携帯電話やパソコンのメールでの請求も急増している。なかには「強制執行という形で積極的に動かせていただく」「あなたには死が待っている」と電報で脅してきた例もあった。
センターは(1)一度支払うと次々請求されるので、絶対に支払わない(2)住所、電話番号など個人情報を聞き出される可能性があるので、確認の電話をしない(3)債権回収業者の所在地は東京都内。北九州市まで実際に取り立てに来た例は報告されていないので、無視する(4)身の危険を感じた場合は警察に連絡する、などを助言している。
相談先は北九州市消費生活センター(093・871・0428)。
(9/21)
http://mytown.asahi.com/fukuoka/news02.asp?kiji=5237
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