2003年09月20日(土) 22時04分
商標「TIGERS」巡り、野球と魔法瓶が法廷闘争へ(読売新聞)
プロ野球・阪神タイガース(兵庫県西宮市)が、タイガー魔法瓶(大阪府門真市)の登録商標「TIGERS」の無効を申し立て、特許庁が認める審決をしたため、魔法瓶側が今年7月、審決の取り消しを求める訴えを東京高裁に起こしたことが20日、わかった。22日に第1回口頭弁論が開かれる。
「TIGERS」の商標は、両社が1986年、互いの権利を認めることで合意し、他企業が商標を使用した場合には、球団側が受け取る許諾料の一部を魔法瓶側に支払う、とする契約を結んだ。
しかし、魔法瓶側が98年、家庭用電熱用品類と鍋類の2分野で商標登録したため、球団側が反発し、特許庁に登録無効を申し立て、今年6—7月に認められた。
魔法瓶側は「目くじら立てず、契約を元に戻せれば……」としているのに対し、球団側は「魔法瓶の商標登録は球団のものと間違えられる」と主張している。
球団は、千葉県の男性が商標登録した「阪神優勝」のロゴをめぐっても、特許庁に商標の無効審判を申し立てている。(読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030920-00000414-yom-soci