2003年09月20日(土) 20時12分
オウムのサリン被害者、今も後遺症…支援組織が報告会(読売新聞)
地下鉄、松本両サリン事件の被害者を支援する非営利組織「リカバリー・サポート・センター」(東京都新宿区)は20日、都内で「サリン被害後遺症実態調査報告会」を開いた。後遺症の調査をしている聖路加国際病院の石松伸一・救急センター長が、「被害者の多くは今も目が疲れやすかったり、PTSD(心的外傷後ストレス障害)などに悩まされたりしている」と報告した。
また、松本サリン事件の第1通報者、河野義行さん(53)は自らの体験を基に、「被害者には治療費の負担だけでなく、本当に完治するのかという不安が続く。現状の被害者対策は不十分」と訴えた。
同サポート・センターは、10、11月に東京都、埼玉県内でサリン被害者の無料集団検診を実施する。問い合わせは事務局(03・5919・0878)へ。(読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030920-00000311-yom-soci