2003年09月19日(金) 00時00分

公取委が鎌倉ケーブルテレビに警告 不当表示のおそれ （東京新聞）

　ケーブルテレビ会社「鎌倉ケーブルコミュニケーションズ」（鎌倉市大船、松本淳社長）に対して、公正取引委員会が、景品表示法違反のおそれがあるとして警告したことが十八日、分かった。

　不当表示で告発していた逗子市内の不動産会社社長によると、同テレビ会社は契約の際、加入契約約款に基づき、一件につき五万円を受けることになっているが、年中「無料キャンペーン期間中」と称して、利用者に実態の伴わない加入契約を誘発させていたという。

　警告について同テレビ会社は「消費者に誤認の恐れのある旨、口頭により行政指導を受けた。十月をめどに加入料金の約款そのものを見直して、工事費や利用料金のサービスに向けた新たなキャンペーンを展開したい」と話している。

　同社は松竹、三井物産、住友商事、松下電器など鎌倉市を含めて約百社が出資。鎌倉、逗子市域をエリアに約七万三千世帯が加入している。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/kgw/20030919/lcl_____kgw_____003.shtml