2003年09月19日(金) 21時04分
TV通販で偽物販売、卸業者に賠償命令=日テレ関連会社にも過失−東京地裁(時事通信)
偽のブランド品をテレビ番組で販売していた大阪市の卸業者パルテが、日本テレビの関連会社「日本テレビエンタープライズ」から約6700万円の損害賠償を求められた訴訟の判決が19日、東京地裁であった。藤下健裁判長はパルテに約3200万円の支払いを命じた。
判決によると、パルテは2001年2月、エンタープライズ社と契約を結び、日本テレビの情報番組などで販売する商品を卸していた。ところが、パルテが輸入し、昨年2月から3月に掛けて放送、販売されたプラダのバッグなどが、偽造品と判明。エンタープライズ社は商品回収費用など計約6400万円の損害を被った。
判決は「パルテは十分な調査をせずに、商品を本物と信じた責任がある」とした上で、エンタープライズ社側も調査を尽くしていなかったとして、5割の過失相殺を認めた。 (時事通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030919-00000969-jij-soci