2003年09月19日(金) 19時06分
残業代未払い9億3000万 中部電、社員6500人分(共同通信)
中部電力は19日、名古屋北労働基準監督署から社員に時間外賃金を支払わない「サービス残業」があったとして是正勧告を受け、社員約6500人に対し、未払い賃金約9億3000万円を支払ったと発表した。
精算対象の社員数は過去最多とみられる。中部電は2001年4月以降、時間外労働管理や未払い賃金の支払いで労基署から3回の是正勧告を受けていた。今回、ことし1−6月分について調べた結果、全社員約1万7000人の約3分の1が対象となる巨額な未払いが分かった。
2001年4月分までもさかのぼって調べており、11月末に未払い分を支払うとしている。
発表によると、同監督署が今年4−5月、本社と名古屋営業所を立ち入り調査。一部社員の退社記録やパソコン操作の記録と、会社が保管している賃金記録の食い違いなどが発覚した。
未払い額の最高は本店の係長級の社員で、計223万円。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030919-00000162-kyodo-soci