2003年09月19日(金) 12時28分
AdobeのPDF形式に相次ぐ非難(ZDNet)
長年にわたりインターネットの事実上の標準の役割を果たしてきたAdobe SystemsのPDF形式が、電子文書市場で勢力拡大を狙うライバル陣営からの非難を浴びている。
CADソフトのトップメーカーAutodeskは最近、文書の交換にはPDFではなく自社のDesign Web Format(DWF)を利用するよう顧客に呼び掛ける広告キャンペーンを開始した。
Autodeskのキャンペーンでは、技術文書の交換に当たってPDFに存在するとされる欠陥に焦点を当てている。これは、AdobeがPDFオーサリングツールのハイエンド版「Acrobat Professional」で、Autodeskの主力ソフト「AutoCAD」との互換性を売り物にしていた直後だけに、驚きをもって受け止められている。
一方、Macromediaは自社のアニメーション形式Flashをベースとした新コンポーネントのFlashPaperを投入。これを使うと文書を容易にWebページに組み込んで印刷できる。
Webデザイン作者として強い影響力を持つジェイコブ・ニールセン氏も最近、Web上の文書表示用にPDFが広く普及していることをやり玉に挙げ、PDFは「人間の利用には適さない」と批判した。→詳細記事(ZDNet)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030919-00000017-zdn-sci