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ほかに逮捕されたのは、同県大治町の無職藤田正被告(32)=窃盗罪で公判中=と、同県安城市の会社役員柴田昭被告(35)=盗品等有償譲り受けの罪などで公判中。
調べでは、伊藤容疑者と、藤田被告は三月九日未明、岐阜市の駐車場から約二百万円相当の乗用車一台を盗んだほか、岐阜県岐南町で駐車中の乗用車からナンバープレートを盗んだ疑い。柴田被告は今年一月上旬、伊藤容疑者と藤田被告が盗んだ約五百万円相当の別の乗用車一台を、盗品と知りながら十二万円で買い取った疑いがもたれている。
県警によると、伊藤容疑者と藤田被告は愛知、岐阜両県を中心に駐車場などからセルシオやベンツなどの高級車を盗みだし、柴田被告に売却。柴田被告がインターネットのオークションにかけ、偽造ナンバーを付けて売りさばいていた。柴田被告は自分のアドレスを何度も変えたり、知人のアドレスを勝手に使うなどしてオークションにアクセスしていたという。
伊藤容疑者ら盗みだし役にはほかに共犯者がいるとみられ、県警で行方を追う一方、柴田被告が買い取った高級車の一部を知人の輸出業者を通じて海外に輸出していた疑いも持たれている。
http://www.chunichi.co.jp/00/sya/20030919/mng_____sya_____006.shtml