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展示は「目」「耳」「からだ」「こころ」の4カテゴリーに分類して、配慮された機器をそろえた。
同館にはメーカー数社の家電を実際に体験、相談できるコーナー「暮らしのラボ」がある。昨年8月の開設当初は「結婚や新築需要のある30−40代が中心」と予想していたが、この1年間の相談者の4割は50−60代だった。
「こんなにボタンがいっぱいあっても分からない」「高齢者にいい家電はどんなものか」「うちの母にはどういう家電がいいか」などの相談も寄せられたという。
東京電力営業部暮らしのラボ課長代理、坂元由子さんは「高齢者に使いやすい家電は、誰にでも使いやすい家電。そのような『使いやすい』視点で選んだ機器が、選択肢のひとつになれば、と企画した」と話す。
展示のほとんどを、実際に使ってみることができる。坂元さんは「いろいろ知って、触って、体験して、個々のライフスタイルやこだわりに合った機器を選んでほしい」と話している。
展示は10月7日まで(水曜休館)。入場無料。期間中の土、日曜、祝日は高齢者疑似体験セットを装着して家電を操作する体験イベントも開催する。問い合わせは同館TEL03・3575・0456。
≪「最も便利」1位は冷蔵庫≫
「暮らしのラボ」では今年5月、60歳以上の337人に家電について意識調査を行った。
「最も便利」だと思う家電の1位は冷蔵庫で53%、以下、洗濯機14%、電子レンジ11%、テレビ6%、温水洗浄便座4%だった。
反対に「便利ではない」と感じる家電は「特になし」が54%と最多だったが、次は掃除機と電気ジャーポットの11%、食器洗い乾燥機、エアコンの5%と続いた。
ラボでは、「掃除機は重さを理由にあげる方が多かった」。そのため、今回の展示では軽量な掃除機も紹介されている。