2003年09月11日(木) 15時20分

［セキュリティ］マイクロソフト、Windowsの新たな脆弱性「MS03-039」の情報と対策を発表（ＢＣＮ）

　マイクロソフト（マイケル・ローディング社長）は9月11日、「Windows NT 4.0」、「Windows 2000」、「Windows XP」および「Windows Server 2003」を対象とした新しいセキュリティ上の弱点「MS03-039」に関する情報とその対策について発表した。

　「MS03-039」を悪用しての直接の被害はまだ報告されていないが、同社では、今後、この問題が悪用される可能性が高いことから、至急セキュリティ修正モジュールを適用することを推奨している。

　「MS03-039」の修正モジュールは、「Blaster」の原因となった「MS03-026」も含んでいるため、まだ「MS03-026」を適用していない場合も、今回の修正モジュールの適用でカバーすることができる。

　修正モジュールの情報は、同社ホームページのトップページおよび専用ページで、対象製品のユーザーおよび同社の各パートナーに向けて提供しており、初心者でもセキュリティ対策の必要性が理解できるよう、イラスト入りでの解説も行っている。

　また、同社では、セキュリティ修正モジュールの適用だけでなく、(1)Windows XPに標準で搭載されている「インターネット接続ファイアウォール」機能 (ICF) を活用する、(2)Windows Updateを使用し、セキュリティ修正モジュールを適用する、(3)ウイルス対策ソフトウェアを利用する——といったセキュリティ対策も強く推奨している。

　このほか、引き続きウイルス対策やセキュリティの情報を提供する無料の専用相談窓口で、問い合わせを受付けている。TEL：0120-69-0196。時間帯：平日 9時30分−12時、13時−19時。

マイクロソフト
「専用ページ」



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