2003年09月11日(木) 00時00分
ウィンドウズにまた欠陥 データ盗まれる恐れも (中日新聞)
【ニューヨーク10日共同】米ソフトウエア最大手マイクロソフトは10日、パソコン用基本ソフト(OS)「ウィンドウズXP」などに新たな安全上の欠陥が見つかったことを明らかにした。
具体的な被害は出ていないが、対策の重要度は4段階のうち最高の「緊急」に分類された。ハッカーなどに悪用されればパソコンを乗っ取られ、外部からデータを盗まれたり削除されたりする恐れがあるという。
マイクロソフトは同日、対策として補強ソフトを同社のウェブサイト上に登録、利用者にすぐダウンロードするよう呼び掛けている。
対象はXPのほか「同2000」、サーバーやワークステーション向けの「同NT4・0」など。
ウィンドウズの安全上の重要な欠陥は3月以降、相次いで見つかっており、8月に世界中で感染が広まった「ブラスター」など、コンピューターウイルスの拡大を許す結果になっている。
http://www.chunichi.co.jp/00/detail/20030911/fls_____detail__023.shtml