2003年09月10日(水) 00時00分

入院、中学生まで医療費無料 行田市 （東京新聞）

　行田市は来年一月から、乳幼児医療費支給事業の対象範囲を拡大し、通院は小学校入学前まで、入院は中学校卒業まで、医療費を無料化することを決めた。十二日からの九月定例市議会に関連する条例改正案を提案し、補正予算案に医療費や事務費計四百七十万円を盛り込む。県内の市では、鴻巣市と並び最高の水準となる。

　同市の現在の支給範囲は、通院が四歳の誕生月まで、入院が小学校入学前まで。範囲拡大で医療費・事務費合わせて年間四千六百万円が新たに必要となる見込みだが、窓口での支払いから市への請求、受け取りまで二カ月かかるため、補正予算案には来年一月分のみを計上した。

　子どもの医療費支給の充実は今春就任した横田昭夫市長の選挙公約。

　（大鹿　雅人）

http://www.tokyo-np.co.jp/00/stm/20030910/lcl_____stm_____001.shtml