2003年09月10日(水) 00時00分
不当請求で相談件数急増/県消費者センター(朝日新聞・)
はがきや電報などで身に覚えのない借金の返済などを迫られた人たちからの相談や問い合わせが急増し、県消費者センターが対応に悲鳴を上げている。4〜7月の相談件数は計約3500件で、前年同期より5割以上増えている。同センターの相談員は6人おり、1人当たり常に30件ほどの事案を抱えている。このため、同センターへの電話がなかなかつながらない状態もあるという。
相談員は同センター(松江市)に4人、同センター・石見地区相談室(益田市)に2人いる。業者と相談者の間で解約手続きを仲介することもあり、解決までに1カ月ほどかかる事案もある。来所する人もいるが、9割近くが電話での相談。
身に覚えのない借金やインターネットのアダルトサイト利用料の請求などが急増しており、相談件数は7月に1010件を数えた。02年は650件、01年は465件だった。「電話がつながらない」とセンターに来る相談者もいて、飲食店の順番待ちのような名簿も作ったという。
同センターの雲石達生所長は「県民のみなさんにご迷惑をかけています」と相談員の増員を県に要求している。
(9/10)
http://mytown.asahi.com/shimane/news02.asp?kiji=3224
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