2003年09月10日(水) 19時03分
偽装は会社ぐるみ 「和光食糧」を書類送検−−郡山署 /福島(毎日新聞)
郡山市の米穀販売会社幹部らによる県産米偽装表示事件で、郡山署は9日、偽装が会社ぐるみだったとして、法人の「和光食糧」(増子澄子社長)を不正競争防止法違反(虚偽表示)容疑で地検郡山支部に書類送検した。また、同容疑で逮捕した同市大町、同社前社長、増子英明(52)と同市富田町上西田、同社元営業課長、橋本英雄(55)の両容疑者の身柄を同支部に送検した。
これまでの調べによると、同社の事業計画や営業方針は、オーナー社長だった増子容疑者と営業責任者の橋本容疑者の2人で事実上決定していた。逮捕容疑の偽装についても、両容疑者の主導で米国産米の混合割合などを決め、会社として組織的に行っていたことが分かった。
同社は01年12月から米国産米の取扱いを始め、国産米への混米と偽装表示を続けていたとみられる。この時期の同社は営業利益を2345万円(01年6月期)から4086万円(02年6月期)へと伸ばし、売上高利益率も1・24%から1・91%に向上させていた。【太田穣】(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030910-00000003-mai-l07