2003年09月10日(水) 19時29分
著作権管理会社に賠償命令 「キャンディ」商品の訴訟(共同通信)
人気漫画「キャンディ・キャンディ」の著作権をめぐるトラブルでキャラクター商品を販売できなくなったとして、埼玉県三郷市の玩具メーカーが著作権などを管理している東京の2社に約1100万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は10日、約780万円の支払いを命じた。
宮岡章裁判長は「原作者から商品化中止を申し入れられる可能性があることを知らせず、メーカーに製造を指示した」と2社の賠償責任を認めた。
メーカー側は、2社に著作権などの管理を任せていた作画者の漫画家いがらしゆみこさんにも賠償を求めたが「メーカーとは直接の契約関係にない」と退けた。
判決によると、玩具メーカーは1998年、キャラクター使用の契約に基づき、キャンディ・キャンディのジグソーパズルを製造したが、いがらしさんとともに著作権を有する原作者水木杏子さんのクレームで発売できず、大量の在庫を抱えた。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030910-00000182-kyodo-soci