2003年09月10日(水) 16時38分
腸管洗浄剤で5人死亡 厚労省が緊急安全性情報(共同通信)
厚生労働省は10日、大腸の内視鏡検査などで使う腸管洗浄剤「ニフレック」など5品目の副作用で新たに5人の死亡例が確認されたとして、味の素ファルマなど、国内の製薬企業5社に対し、緊急安全性情報を出し医療機関に注意を呼び掛けるよう指示した。
この薬は、大腸の内視鏡検査や手術を行う前に腸内を洗浄する目的で、1992年から販売されている。腸管せん孔で1人が死亡したため2000年3月に使用上の注意が改訂されたが、その後腸閉塞(へいそく)1人を含む5人の死亡が新たに確認された。
ニフレックは年間約165万人に投与されている。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030910-00000139-kyodo-soci