2003年09月10日(水) 11時56分

８月のビール・発泡酒出荷、前年比９．９％減に（読売新聞）

　ビール大手５社（アサヒ、キリン、サッポロ、サントリー、オリオン）が１０日発表した８月のビール・発泡酒の総出荷量は、冷夏と発泡酒増税の余波などで、前年同月比９・９％減の４６７９万ケース（１ケース＝大瓶２０本換算）と、４か月連続で前年割れした。夏場は１年で最もビール・発泡酒が消費される時期だが、春先か秋口並みの出荷量にとどまった。８月としては、記録的な冷夏でコメの不作も問題になった１９９３年に次ぐ低い水準となった。

　内訳は、ビールが同１０・６％減の３００１万ケース、発泡酒が同８・６％減の１６７８万ケースだった。発泡酒は５月の増税以降、４か月連続の前年実績割れで、増税による消費減が続いていることを示す結果だった。（読売新聞）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030910-00000504-yom-bus_all